女性7割昇格望まず 岡谷市事業所調査

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岡谷市は、「男女共同参画おかやプラン6」の策定に向けて市内事業所に行った「働く場における男女の意識調査」の結果をまとめた。正社員で管理職への昇格を希望する女性は1割余りにとどまり、7割近くが管理職として働くことを望んでいないことが分かった。現在の立場に不満がないという女性が多いほか、責任が重くなることへの不安などもあった。事業者側の認識とも合致しており、女性の起用に向けた課題が改めて浮き彫りになった。

調査は昨年7~8月、従業員30人以上の市内事業所50社と従業員500人に実施。31社(62.0%)、260人(52.0%)から回答を得た。昨年12月に中間報告を行った「事業所編」に加えて「従業員編」をまとめた。

正社員で管理職への昇格を希望しない人46.2%。男女別では男性30.2%に対し女性は68.5%に上った。女性に着目すると、今の仕事よりも責任が重くなることや、自分の知識・経験・能力に自信がないといった不安を理由に挙げた人が多かった。

事業所への調査では、女性管理職の登用に向けて約5割が意識啓発を実施。一方で、「管理職への意識が低い」「管理職になることを望んでいない女性従業員が多い」と感じている事業所も6割を超え、女性の登用に慎重になっている状況が見られた。

市は「さまざまな業務や職種を経験するとともに、研修などを通じて段階的にマネジメント能力を身に付けていければ意識は変わる可能性がある。手本となる女性管理職を増やしていくことも有効」と指摘。今後も事業者の積極的な取り組みに期待する。

一方、「ワーク・ライフ・バランス」(仕事と生活の調和)に関し、「全てのバランスを取りたい」と考えている人は男女とも7割を超え、前回(2012年)の男性42.9%、女性58.0%から大幅に増えた。

しかし、現実には「仕事を優先している」という男性が53.5%、女性が46.7%に上り、引き続き働き方改革が課題とされた。

ワーク・ライフ・バランスの実現に向けて企業が行うべきだと思う取り組みでは、男女とも「仕事を見直し、無駄な業務や作業を減らす」が約7割で最も多く、「計画的に遊休休暇を取得させる」「経営者や管理職が『成果や能力よりも勤務時間の長さを評価する』という意識を改める」などの割合が多かった。

市は来年度、市民への意識調査も実施し、同計画の策定に反映させていく考えだ。

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