諏訪市博物館改修 5月リニューアルオープン

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5月の開設に向けて資料の整理が進む諏訪市博物館内の「すわ大昔情報センター」

諏訪市は、考古学を中心とした歴史学習の拠点「すわ大昔情報センター」の設置に向けて市博物館の改修工事を進めている。諏訪市出身の考古学者藤森栄一氏(1911~73年)と、藤森氏と師弟関係だった岡谷市出身の考古学者戸沢充則氏(1932~2012年)の研究資料のほか、地域の歴史に関する資料や書籍を収蔵する。5月26日にリニューアルオープンする予定だ。

学芸員が使っていた同館1階の研究室と補修工作室を改修し、本棚や学習用のテーブルなどを備える。広さは145平方メートル。博物館に収蔵する藤森氏の研究資料や、寄贈を受けた戸沢氏の研究資料の一部など約1万5000冊を見られるようにする。

藤森氏や戸沢氏の関連資料などをデータベース化し、市博物館のホームページにリンクを設けて一覧を検索できるようにする。当初は図書のみ載せ、順次、民具や古文書などもチェックできるようにする。映像資料を見られるスペースや学習スペースのほか、間仕切りや暗幕を備えて貴重な書物を見られる部屋も設ける。

管理委託業者を4月にプロポーザル(企画提案)方式で募集する。開設後はスタッフが常駐し、来場者の学習支援や資料の整理に当たってもらう予定。藤森氏、戸沢氏の直筆ノートの陳列方法も検討する。

同博物館は「これまでは企画展など『見せる』ことを重視してきたが、自発的な学びを支援する場にもしたい。学習支援のスタッフもいるので研究者や子どもらに親しんでほしい」としている。

改修工事費には2016年に戸沢氏の遺族から市に寄付された5000万円のうちの一部も活用する。

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