中尾歌舞伎の春季公演29日 演目「文七元結」

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伊那市長谷中尾に江戸時代から伝わる中尾歌舞伎(市無形文化財)の春季公演は29日、中尾座で開く。古典名作「人情噺 文七元結」を上演する。中尾歌舞伎保存会(西村寿会長)は26日夜、通し稽古をして本番に備えた。

あらすじは、酒とばくちに身を崩した左官の長兵衛の娘が、父親の借金のために吉原に売られそうになる。長兵衛は娘と引き換えに借りた金を、身投げをしようとした見ず知らずの男に貸してしまう人情話。人の不幸を見過ごせない江戸っ子気質を描いている。

稽古では、きっぷのいい江戸っ子の口上や、歌舞伎ならではの独自の足運び、女主人の上品なしぐさなどを本番さながらに演じた。場面ごとに拍子木の小気味のいい音色を響かせ、雰囲気を盛り上げた。

女主人の娘役として初出演する村澤恵理さん(23)=上新田=は「せりふは少ないですが、一言に思いを込めたい」と意気込みを語り、西村会長は「笑いあり、涙あり、親子の情愛ありの人情話」と見どころを話す。

午後12時30分開場、同1時30分開演。入場無料。問い合わせは長谷総合支所(電話0265・98・3140)へ。

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