飲み屋は地域資源 伊那商議所が活性化策研究

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伊那商工会議所地域資源活用委員会は飲食店の多さを伊那市の地域資源と位置付け、利用促進や市街地のにぎわいづくりにつなげる活性化策の研究を進めている。手始めに酒類を提供する、いわゆる「飲み屋」に特化した利用状況調査を実施。飲み方の変化や傾向をつかみ、誘客の検討材料にした。飯島松一委員長は「かつて伊那は人口比で大阪に次いで飲み屋が多いといわれた。そんなにぎわいを復活させて人を呼び込みたい」と話している。

調査は2017年8~9月、市内の飲食店を利用した570人に調査用紙を配布して実施。310人(男183、女127)から回答を得た。

集計によると、飲みに出る頻度は月2、3回が最多で30%。月1回が27%だった。ほとんど行かないと答えた人は全体の4分の1もいて、「子どもが小さい」、「酒が飲めない」「帰りの手段(がない)」などを理由に挙げていた。

「よく飲みに行く曜日」は金曜日が41%、土曜日が29%で、週末が全体の7割を占めた。「あいさつ代わりに飲み歩く”はしご酒”が伊那の飲み方」といわれた時代もあったが、傾向は大きく変わり、1日に利用する飲み屋の数は2軒が46%で最も多く、次いで1軒が40%だった。

委員会では宿泊者意向調査を併せて行い、主にビジネスで市内に宿泊する人の飲食の傾向も把握。企業向けにもアンケートを実施中で、プレミアムフライデーの実施状況や市内で飲食イベントを行った場合の参加・協力の可能性などを探っている。

「街中にすごい数の人が繰り出す飲食イベントを行って全国に発信し、それを見た人、聞いた人が伊那にやってくる―。そんなイベントを組んでみたい」と飯島委員長。実施の目標とする19年に向けて、「ほとんど飲みに出掛けない」という人たちが街中に出るきっかけになるような仕掛けを研究する。

14年の経済センサスによると、伊那市内の飲食店は424店。小分類では多い順に上位は「バー・キャバレー・ナイトクラブ」109、「喫茶店」107、「専門料理店」100、「食堂・レストラン」75、「酒場・ビアホール」72となっている。

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