地域住民が参加 蓼の海ハザードマップ作成

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地震や豪雨時の被害想定を盛り込むハザードマップを作る蓼の海

諏訪市は2018年度、同市上諏訪の農業用ため池「蓼の海」のハザードマップ(災害予測図)を作る。大規模地震や豪雨で堤防が決壊したことなどを想定、下流域の被害予想を地図に落とし込み、緊急時の早期避難につなげる。作成段階では地域住民にワークショップに参加してもらい、防災意識の向上も図る。

蓼の海は貯水量18万6000立方メートルで、市内で唯一、国が定める同10万立方メートル以上の「防災重点ため池」になっている。近年の大規模地震や豪雨災害を受け、農林水産省は16年9月の通達で、防災重点ため池について20年度までのハザードマップ作成を求めている。

マップには、角間川周辺など下流域で浸水の拡大が予想される範囲や浸水の深さなどを色を塗って判別しやすくする予定。住宅地が浸水し始める目安時間の図示や避難所の記載も検討する。ワークショップでは早期避難へ必要な情報などの検討を見込む。対象地区や完成したマップを配布する範囲は今後詰める。

市は18年度一般会計予算に作成業務委託料として298万円を計上している。国の全額補助で賄う方針。

市農林課は「地域住民の防災意識の醸成を図った上でハザードマップを作り、災害時の被害を最小限にとどめたい」としている。

蓼の海は1923(大正12)年に築造された。県営事業として堤防や取水施設の改修が2012年度に完成している。市が施設管理し、角間沢水利組合が水路の見回りなど日常的な維持管理をしている。

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