2018年03月26日付

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先日の週末。幹線道路で車を走らせていると、突然目の前が真っ白に。一瞬だが視界を遮られて肝を冷やした。原因は、道路脇で枯れ葉や枯れ枝を燃やしていた煙。車が徐行して行き交う様子に、作業していた男性も居心地が悪そうに火をつついていた▼日増しに日差しが濃くなり、田畑には農作業を始める人の姿が見られるようになってきた。穏やかに晴れた空の下、土手焼きや野焼きであちらこちらから煙が上がる風景は農業が動き出すこの時期の風物詩でもある。この時期に枯れ草を焼いておくと、冬眠中の害虫や卵などが焼けるのと、最初の土手の草刈が楽になるため、大切な作業だという▼ただ、やはり心配なのが火災の発生だ。消防本部や消防団は連日、防災行政無線や市町村の安全安心メール、車両巡回などで注意を呼び掛けているが、土手焼きなどの延焼による林野火災が各地で相次いでいる。住宅などの火災も合わせ、本紙でも1カ月ほど前から、毎日のように火災の発生を報じている▼消防団員の経験がある知人から、火の怖さを聞いた。昼間の炎は目に見えにくく、野焼きなどでは気が付くと火に囲まれていることもあるという。今年は土手焼きで犠牲者も出ている▼空気の乾燥や風が強くなることもあり、消防庁の統計では林野火災は例年、これから5月にかけて発生件数がピークを迎える。火の取り扱いには、くれぐれも注意したい。

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