歩行訓練頑張るアルパカ 富士見の牧場

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石橋さんと歩行訓練をする3本脚のアルパカ「チャッピー」

富士見町立沢の「八ヶ岳アルパカ牧場」で、3本脚のアルパカの子どもが元気に育っている。生まれつきの障がいだが、飼育員の愛情のこもった励ましを受けながら、歩行訓練に頑張る毎日だ。

子どもは、昨年10月、左後脚のすねが直角に折れ曲がった状態で産まれた。2013年のオープン以来、同牧場では15頭のアルパカが誕生しているが、障がいを持った赤ちゃんは初めて。同牧場で飼育している母親と父親の名前の一部をとり「チャッピー」と名付けられた。

生後5日目、3本の脚で立ったチャッピーに生きようとする意思を感じたスタッフが育てようと決心。獣医師の診察で、すねの部分を切除する手術を受けた。立って母乳を飲めるようになるまでは哺乳瓶を使って飼育し、離乳した現在は自ら飼料を食べるまでになった。

アルパカは1歳までに体重が30キロになり、大人では70~80キロになるため、3本の脚で体重を支える脚力を付けるための訓練を生後まもなく始めた。赤ちゃんをおんぶするベビーキャリアを利用して、飼育員が腰部分を持ち上げて介助し、自ら歩く訓練を続けている。飼育員は「徐々に歩けるようになったが、まだ不十分」といい、つばを吐いて嫌がるチャッピーと根気強く取り組んでいる。

同牧場の展示責任者、石橋濃青さん(33)は「ほかのアルパカのように、仲間やお客さんと触れ合えるようチャッピーの行動範囲を広げてあげたい。そのためには負担にならない範囲でお客さんと接する時間も徐々に増やしたい。体が不自由でも頑張る姿が皆さんの励みになれば」と話している。

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