2018年03月30日付

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入学式のちょっぴり照れくさく、誇らしい記憶は、いつになっても忘れない。特に小学校は格別だ。真新しいランドセルや黄色い帽子、初めてもらった教科書を今でも思い出す。新入学の子どもがいる家庭は準備の真っ最中だろう。うれしくもあり、忙しくもありというところだ▼諏訪、上伊那を含めた多くの自治体で、経済的に苦しい小中学生を対象にした入学準備金の支給時期が、今年から入学前になった。これまでは手続き上、入学後の6~7月に支給されることが多かったそうだ。お金が必要な時期に合わせた支援が可能になった▼子どもの貧困が指摘されているが、その実態は見えにくい。若者の自立を支援する教育施設を運営する認定NPO法人侍学園スクオーラ・今人(上田市)の長岡秀貴理事長が昨年、茅野市で講演した。子どもが社会の中で生きていくには、その子に合ったアセスメント(評価)とフォロー(支援)が必要だ、と話していた▼子どもは生きる環境を自分で選ぶことができない。保護者だけの問題でなく、社会や地域がどんな環境を与え、その子の状況を評価し、支援していくか。そこが大事ということだろうか▼その長岡さんもパネリストとして参加した「子供の貧困対策マッチング・フォーラム」(内閣府主催)が先日、長野市内で開かれた。団体や企業、住民が、それぞれの立場で今何ができるのか知恵を絞ったそうだ。

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