洗練された筆遣い 県文で県書道協会役員展

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洗練された筆遣いの書作品が並ぶ県書道協会の役員展=伊那市の県伊那文化会館

県書道協会の第37回役員展が30日、伊那市の県伊那文化会館で始まった。南信で初めて開催。協会役員177人が1点ずつ出品し、洗練された筆遣いで書の魅力を伝えている。4月1日まで。最終日には、日展会員で同協会の一色白泉会長=長野市=が「中国古写経の変遷」と題して講演する。

年に1度の役員展はこれまで長野市で行っていた。昨年から、同市から離れた地域の人にも足を運んでもらうため、佐久市を皮切りに県内各地を会場にして開催している。

会場には、草書や隷書、楷書といった漢字や漢字仮名交じりの調和体、木彫りの刻字など多彩な作品がずらり。行書と草書を交えて漢詩を力強く書いた作品や春の短歌を題材にした調和体の軸装作品、白地に朱色の文字が浮き出るように彫った篆刻作品などが並んでいる。筆遣いをはじめ、扱う書体や題材から制作者の個性がうかがえる。

「何日もかけて何十枚、何百枚と書いた中から一つの作品ができてくる」と制作過程を振り返った理事の飯島暁花さん=伊那市東春近=。「県内のトップクラスの作品が一堂に集まる機会はなかなかない。筆の妙を楽しんで」と多くの来場を呼び掛けている。

開館時間は午前10時~午後5時(最終日は午後4時まで)。入場無料。講演は1日午後2時から同会館で行う。

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