サンリツ服部美術館 煎茶道具を紹介

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文人に愛玩された煎茶道具を紹介している企画展=諏訪市のサンリツ服部美術館

文人に愛玩された煎茶道具を紹介している企画展=諏訪市のサンリツ服部美術館

諏訪市のサンリツ服部美術館は、江戸時代末期、明治時代を通じて日本独特の文化へと発展した煎茶の道具類を紹介する企画展「煎茶 清風にあそぶ」を開いている。文人たちに愛された急須や茶葉の容器、茶碗、敷物など、重要美術品を含めて64点を展示している。

「淹れる」「飲む」「飾る」「文人」の四つのテーマを設け、「淹れる」では、茶を注ぐ道具「茶銚」や、茶銚を載せるための台座「銚座」、茶具敷、火箸などを展示。中国・清時代の「錫壺形茶心壺」は茶葉を入れておくスズ製の容器で、胴体と底に詩が刻まれている。

中国文化に憧れ、煎茶もたしなむようになった学者や医者、画家などの「文人」にも焦点を当て、江戸時代後期に活躍した文人画家、田能村竹田が梅を描いた茶心壺など、日本の文人が絵付けをした道具などを飾った。また、重要美術品になっている中国・明時代の水注は独立ケースに飾った。

岸田陽子学芸員は「抹茶とは違うお茶の文化があることを広く紹介していきたい」と話している。

関連イベントとして5月23日午後1時30分から、沖縄県立芸術大の森達也教授を講師に迎えた美術講座「煎茶器の源流を探る~唐物を中心に」を開く。

展示は7月3日まで。時間は午前9時30分~午後4時30分。問い合わせは同館(電話0266・57・3311)へ。

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