台風で破損のハウス張り替え エコファおかや

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ビニールハウスの張り替え作業を行うエコファおかやの関係者

NPO法人岡谷市手をつなぐ育成会が運営する同市郷田の「指定障害福祉サービス事業所エコファおかや」は10日、昨年10月の台風21号による強風で破損した同市樋沢の農業用ビニールハウスの張り替え作業を行った。同事業所の窮状を知った富士見町の農家などからビニールや資金の提供があり、復旧の運びとなった。同事業所は多くの善意に感謝している。

被害を受けたハウスは農園にある3棟のうちの1棟で、広さは約240平方メートル。強風で屋根の部分のビニールが完全に吹き飛び、骨組みだけになった。ハウス内では利用者が野菜を栽培し、それを販売して工賃を得ていたが、この台風の被害で収穫間近だったトウモロコシは全滅。冬場に栽培する予定だったホウレンソウなども植えることができなくなった。

このハウスは3年ほど前にビニールを張り替えたばかりで、もう1、2年使うはずだったという。同事業所にとっては不可欠の施設だが、再び張り替えることは資金的に難しく、復旧の見通しは立っていなかった。

昨年11月、こうした窮状が新聞で取り上げられると、すぐに反響があった。富士見町の農家からはハウス1棟分にあたるほぼ新品のビニールの提供の申し出があった。従業員に募金を呼び掛けて資金を提供した企業もあったほか、地元住民らからもビニールが寄せられた。

この日は同事業所の利用者や家族、職員10人ほどが参加。新しいビニールを骨組みにかぶせ、留め具で固定した。補修や補強も行った。作業は半日ほどで終了。元に戻ったハウスでは今月中旬ごろからトマトの苗を植えるという。冬には葉物野菜を栽培する計画だ。

同法人の竹松正光理事長(77)は「財政的に厳しい中でとても助かった。利用者も励みになる」と感謝。林義明所長(58)も「当時はショックで利用者も心配していた。多くの善意に感謝したい」と礼を述べていた。

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