諏訪大社上社前宮で御頭祭 農耕の季節告げる

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諏訪大社上社前宮の上り坂を進むみこしの行列

神前の鹿の頭(はく製)をささげて五穀豊穣を祈る諏訪大社の御頭祭が15日、茅野市安国寺の上社前宮で行われた。御霊代を運ぶ行列が、諏訪市神宮寺の上社本宮と前宮間を往復し、諏訪地方に農耕の季節の到来を告げた。

茅野市泉野の中道、槻木の両区の氏子が薙鎌や矛、のぼり旗を手にし、御霊代を乗せたみこしを担いで本宮を出発した。御頭郷を務める下諏訪町と岡谷市長地地区をはじめ、各地区の氏子総代ら関係者合わせて約150人の行列が、約2キロ先の前宮に向かった。

前宮では古式にのっとり神事が執り行われた。鹿の頭部のはく製や農作物などをささげ、豊作を祈った。

みこしを担いだ伊藤文彦さん(56)=茅野市中道=は「神様を連れてここへ来ることでき、神聖な気持ちになった。大役を果たせて良かった」と話していた。

御頭祭はかつて、3月の酉の日に行われていたため、「酉の祭り」とも呼ばれている。

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