2018年04月17日付

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例年になく開花が早かった諏訪や上伊那地方の桜も標高の高い場所を残して落花が盛んになってきた。昨年のこの時期はまだ咲き始めだったことを思うと、年ごとの気象の変化の大きさを実感させられる▼諏訪の名所の一つである高島公園。メインのソメイヨシノは散ってしまったけれど、遅咲きのシダレザクラは、まだ見応えがある。16日もシダレザクラを背景に写真を撮るなど穏やかな陽気に誘われて散策する人の姿が見られた▼公園の一角にある高島城は昨年、日本城郭協会の「続日本100名城」に、県内では龍岡城(佐久市)と共に選定された。国内を代表する「日本100名城」は県内に国宝松本城、松代城、上田城、小諸城、高遠城の5城あり、それに次ぐ形。今年の4月6日(城の日)からは城を巡ると押せるスタンプラリーが始まっている▼豊臣秀吉の家臣で諏訪の領主だった日根野高吉(生年不詳~1600年)が高島城を築いた。当時は湖が天守石垣まで迫り「諏訪の浮城」の別名を持つ。1970年の天守閣の復興を契機に始まった「高島城祭」は5月に49回目を迎える▼公園の規模は決して大きくないが、逆に子どもからお年寄りまで気軽に歩けるコンパクトさが売りだ。3階の展望コーナーからの眺めがよく、天候によっては富士山を望むことができる。この機会に「城郭ファン」ならずとも地域のスポットとして再認識したい。

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