岡谷市に初の子ども食堂 地域で支援活動

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子ども食堂の開始に向けて意見を交換する参加者

子どもに無料や安価で食事を提供する「子ども食堂」が5月20日、岡谷市内で初めて小井川区平成会館で開かれる。同市の住民有志でつくる「岡谷で子ども食堂を真剣に考える会」(吉田浩会長)が企画。地域の子どもを支援する活動として全国的に広がりを見せる中、市内でのモデルケースとなるよう取り組んでいきたい考えだ。

同会によると、子ども食堂は現在、全国約2200カ所で実施。当初は子どもの貧困に焦点を当てた取り組みとしてスタートしたが、現在では核家族化、地域のつながりの希薄化といった課題を受け、地域コミュニティーを再構築する取り組みとして広がりつつあるという。

吉田会長(43)=同市小井川=は小学校のPTA会長などを務める中で、子どもや大人を含めた居場所としての子ども食堂に着目。市内での開催に向け、各地の子ども食堂を見に行ったり、子どもに関するイベントや活動に参加したりして情報を収集、検討を進めてきた。

小井川区では従来、太鼓、花笠、長持ちの子ども連が活発に活動。毎週日曜日、地域の子どもたちが集まり、「一種の居場所」(吉田会長)になっていることから、これを土台として子ども食堂を開くことを考えた。

4月19日夜には地域の各団体に呼び掛けて子ども食堂に関する情報・意見交換会を同区民会館で開き、約40人が集まった。吉田会長は「昔のように食卓を囲むことが難しくなった。月1回でも子どもたちにだんらんを体験する時間をつくりたい」と述べ、協力を呼び掛けた。

計画では、5月20日を皮切りに毎月開催する。参加費は子ども1コイン(コインなら何でも可)、大人300円。時間は午前11時30分~午後3時。通常は午前中で終わる子ども連の活動に引き続いて行う。初回のメニューはカレーライスを予定。食事の提供のほか、学習支援や読み聞かせ、工作なども取り入れていきたい考えだ。

吉田会長は「地域のつながりをつくる取り組み。ノウハウや反省を生かし、市内各地域に広げたい」と強調。同市では今年度、「おかやコドモテラス」として同様のモデル事業を官民連携で取り組む計画もあり、「市とも連携していきたい」としている。

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