高原都市茅野を激走 トヨタ・ラリチャレ

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沿道の観衆とハイタッチをしてラリーに出発する選手たち

トヨタ自動車が地元地域と連携して開く初心者向けのラリー競技会「TOYOTA GAZOO Racing(トヨタ・ガズー・レーシング)ラリーチャレンジin八ケ岳茅野」が22日、茅野市で初めて開かれた。過去最多の90チームが参戦し、運動公園を発着する総延長約114キロのラリーに挑戦。運動公園ではさまざまなイベントも行われ、県内外から約2万3000人(主催者発表)が参加し、モータースポーツの祭典を楽しんだ。

ラリーチャレンジはトヨタ自動車が展開するモータースポーツ活動の一つ。JAF公認のラリー競技会として今季は全12戦を行う。第2戦の八ケ岳茅野は、茅野商工会議所が2011年を最後に中止した運動公園の納涼花火大会に代わる地域活性化事業として初めて開催。定員を上回る104チームの申し込みがあり、成績などを考慮して90チームを選考したという。

陸上競技場前でのオープニングセレモニーで、大会会長の宮坂孝雄茅野商議所会頭が「高原都市茅野市を思いっきり楽しんで」と開幕宣言。選手を代表して、「モリゾウ」の名前で出場するトヨタ自動車の豊田章男社長が「最後まで笑顔で頑張ろう」と呼び掛けた。

選手たちは2人1組で乗車し、総合体育館前を出発。一般道を決められた時間やルートで走りながら、蓼科の山中や運動公園内に設けられけたスペシャルステージ(SS)で計6本のタイムトライアルを行い、車種や技能の部門ごとに順位を競った。

SSのうちグラベル(未舗装路)は3・19キロのロングコース。安全のため一般には非公開とされたが、選手たちは土煙を上げて林間を駆け抜ける迫力の走りを披露していた。俳優の哀川翔さんもドライバーとして参加した。

運動公園では茅野市特産の飲食や物販をはじめ、働く車の試乗会、子ども向けのスタンプラリーといったイベントも行われた。県内のトヨタ関連企業は「TGRパーク」を開設し、ラリー車両の展示や子どものレーシングスーツ試着・撮影会、給油擬似体験などを通して、親子連れに車の楽しさを伝えていた。

子ども2人と妻の家族4人で訪れた会社員の柴田和人さん(36)=上田市=は「モータースポーツに触れる機会は少ない。モリゾウからは『車が好き』という熱い思いを感じる。子どもたちの刺激になれば」と話していた。

ラリーチャレンジは同じ場所で最低3年間は開催される。競技会の招致に携わった大会組織委員長の小口貴久さん(70)は「5年を目標に継続できれば」と期待した。

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