2018年04月24日付

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とにかく参加し、汗をかくことで体を“冬眠期”から目覚めさせる場となっている。職場が上伊那に移って以来5回は出させてもらったか。5月5日、中川村の信州なかがわハーフマラソン。自分の中では春の儀式のような行事になった▼天竜川から42メートル余の高さに架かる牧ケ原橋からの眺めに始まり、田園から望む残雪の中央アルプスの山並み、川面が輝く天竜川など見どころが多く優れた景観が大会の自慢だ▼ジェットコースターにも形容される起伏に富んだ難コース。それでも「全国ランニング大会100撰」に選ばれたのは、村を愛する思いや参加者への誠意が多くの人に伝わったからだろう。大会マスコット「なかはマン」は、今や「ゆるキャラグランプリ」で3年連続県内1位を誇る人気者だ▼ところが、11回目を数える今回で幕を下ろすことになった。実行委員会は中川ランナーズクラブを中心とする住民で組織。仕事をしながらの運営は苦労が多く、多忙化や人手不足が要因になったという。小さな村で続ける難しさ、決断の無念さを想像した▼ただ、大会は住民が手づくりで観光資源を生み出すモデルにもなった。区切りを迎えるのは残念だが、今回の経験が将来に生かされることを期待したい。筆者は今年も練習が足りず、終盤の急登坂を思うとやや気が重くなるが、大会の魅力を改めて一つずつかみしめながら、何とか完走を目指したい。

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