伊那市長3選 白鳥氏が抱負

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3期目の抱負を語る白鳥氏

伊那市長選から一夜明けた23日朝、3選を果たした白鳥孝氏(62)は伊那市中央の選挙事務所で取材に応じた。市政の継続を3期目も基本とし「行政は先を見てやることと、今すぐの足元を見ることの両面を持っているが、先を見てやることは将来にわたり一番大事。継続の継続という思い」と説明。人材育成をポイントに挙げ「地方から人が消える流れを断ち切り、地方に人が移り住んで生活をする、ひとつのモデルを作っていきたい」と抱負を述べた。

主な事業に社会インフラの整備や移住定住施策、農林業振興、再生可能エネルギーの普及などを挙げ「2期8年の継続事業をスケジュールの中で遅れがないようにしていく」と説明。将来的な課題でもある財源確保については「財源は知恵。財政健全化の体制は整っており、出る部分と入る部分を見極める。チェックしていけばまだまだ改善点も見えてくる」とした。

有権者の多くが優先課題に挙げる医療・福祉については、公立の伊那中央病院を中心にした医療体制が整ってきたと自己評価。一方で、医療や公共交通など高齢者は将来にわたる社会不安を持っているとし、独居など高齢者のみの世帯について支援の重要性も説いた。リニア中央新幹線、三遠南信道の開業に向けては、広域的な見地から起きうる変化を予測し、住民意識を高める必要性を指摘した。

今回の選挙を振り返り「政策論争がなかった思いがあり、批判だけが先行している部分もあったと感じている」と述べ、住民や周囲との対話が少なく声が届かないという選挙戦での批判に対しては「意見を聞いて政策に反映しているつもり。かなりやっていると思う」とした。

投票率が過去最低となった点については「よく分析しないと分からない。天候など、さまざまな要因が重なった結果。(同一日程の)市議選が無投票になった影響はあるんでしょうね」と述べ、自身の得票率は59・9%で前回に比べ15・8ポイント低下したことについては「結果としてきちんと信任された。数字に一喜一憂するのではなく、全体の流れの中で受け止めた上で3期目を進める。あまり数字にこだわっていない」と答えた。

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