諏訪湖スマートICアクセス道路 ルート案公表

LINEで送る
Pocket

岡谷市、諏訪市が中央道諏訪湖サービスエリア(SA)への設置を計画するスマートインターチェンジ(IC)について、両市は24日、スマートICに接続するアクセス道路の具体的なルート案を公表した。昨年2月に公表したルート案(ルート帯)から絞り込む形で概略設計を実施。当初10軒ほどの家屋が影響を受ける可能性があるとしていた岡谷市側は道路構造などを見直した結果、5軒に減少した。両市は今回のルート案を同日に岡谷市小坂区、25日に諏訪市有賀区の各住民に説明。引き続き計画への理解を求めていく方針だ。

ルート案は、小坂区の県道岡谷茅野線の小坂交差点から釜口水門側へ約200メートルの場所に交差点を新設。そこからほぼ垂直に山側へ進み、市道(旧道)と交差、さらに小坂観音へつながる市道(西街道線)と立体交差する。西街道線に並行する形で道路を設け、中央道の高架橋(栃久保橋)を通過。諏訪湖SA方面へ向かい、山側を抜けて県道諏訪辰野線につなぐ。全長約2.4キロ。道路幅員は歩道を含め最大12.5メートル。

家屋に影響があるのは中央道から下の区間。盛り土にすると影響範囲が大きくなることから、構造物で盛り土面を垂直にする直壁構造とすることで家屋への影響を少なくした。山側の工事についても構造物を取り入れ、影響範囲を小さくするとともに、治山対策にもつなげる考えだ。

ルート案をめぐっては、小坂区が家屋への影響をできる限り少なくするよう要望していた。前回のルート案では50メートルの幅があるため、沿線への影響がはっきりしないという意見もあり、地元の了承を得て昨年8~10月に現地調査を実施。地形や湧水の状況を調べ、概略設計を行った。

24日夜、岡谷市の小坂公民館で開いた住民説明会には約100人が参加。沿線の住民からは騒音や排ガスによる生活環境悪化への懸念から計画に反対する意見が出たほか、スマートICを岡谷市につくる必要性があるのかといった根本的な疑問の声も上がった。通学路の交通安全対策を求める意見もあった。

岡谷市の山岸徹建設水道部長は「厳しい意見をいただいたが、市としてはぜひ進めていきたい」と改めて理解を求めた。小坂勝郎区長は「市からは誠意ある回答をいただいたが、地権者の気持ちも分かる。この日の意見を精査し、今後の方向性を検討していきたい」と話していた。

おすすめ情報

PAGE TOP