2016年05月02日付

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鳥のさえずりが心地よく響く季節になった。新緑の野山を散策する楽しさを何倍にもしてくれる。夏鳥の飛来に合わせたバードウオッチングが楽しめる頃。野鳥の専門家から、さえずりの主を教えてもらい、遠くからその姿を観察するのもいい▼探鳥会は身近にいるたくさんの野鳥に気付くいい機会だ。鳥の名前を覚えれば見方も変わる。野鳥を通して、古里の自然や環境について関心を持つきっかけにもなるだろう。早朝に行われることが多いので大変だが、体験をおすすめしたい▼青緑色に輝く体と赤いくちばし、翼の白い斑点に特徴がある渡り鳥ブッポウソウが、そろそろ伊那谷にお目見えする。今年は梅や桜の開花をはじめ、草木の芽吹きが早かった。ひょっとしたら4月中に渡ってくるか…とも思ったが、中川村で保護活動を行うブッポウソウの里の会によると、飛来確認はまだらしい▼村内では昨季、11つがいの営巣が確認されている。本来の生息域に誘導していくために、電柱に設置した巣箱にも営巣した。今春、同会が樹木や電柱、構造物に取り付けた巣箱は計41個。会員らは「何羽帰ってきて営巣してくれるのか」と心待ちにしている▼県天然記念物で絶滅危惧種のブッポウソウは飛来数そのものが少ない上に、その生態から、普段の暮らしの中ではまず見るチャンスがない。もしかしたら、見ているのに気付かないだけなのかもしれないが。

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