時代的な絵に興味を 折井さんが作品集寄贈

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寄贈した「モレヤ」の挿絵をまとめた「歴史画作品集」や美術全集を見て歓談する折井宏光さん(左)と諏訪二葉高校の守屋郁男校長

院展特待で歴史画家の折井宏光さん(79)=諏訪市大和=は25日、諏訪二葉高校(同市)を訪れ、2008年12月まで5年余り長野日報に連載された歴史小説「モレヤ」の挿絵をまとめた「歴史画作品集」を寄贈した。併せて古寺美術の全集も贈り、「時代的な絵を生徒に興味を持ってほしい」と願った。

折井さんは1984年から16年間、同校で美術教諭として指導した。それ以前の10年間、諏訪清陵高(同市)でも教えており、この時の教え子が、今春二葉高に着任した守屋郁男校長(57)。再会を喜び合う機会も兼ねての訪問となった。

「モレヤ」は茅野市出身の大久保智弘さんが、中世の諏訪を舞台として1538回にわたって連載した。昨年大久保さんの地元の友人らが本にまとめ、折井さんの挿絵も画集として刊行している。美術全集は集英社の「日本古寺美術全集」の23冊。清陵同窓生の諏訪書店(諏訪市)の後藤克典さんから「美術の好きな人に」と折井さんに託され、二葉高に贈った。

折井さんは当時授業で歴史画について生徒に教えておらず、「歴史画は正確な時代考証が必要で勉強しないと描けない。生徒に古くて敬遠されると思い、離任する時に初めて紹介した。知識がいろいろな分野に役立ち、興味を持って勉強する生徒がいたのでは」など、二葉高で教えていた時の思い出話を披露した。

恩師と歓談した守屋校長は「清陵で教育実習した時にも会っているが、先生の印象は高校の時のもので、40年ぶりに話を聞くと懐かしい」。画集と全集は生徒たちに紹介してから図書館に蔵書し、「歴史画に興味を持って、折井先生を訪ねてもらえれば」と話していた。

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