夏休み「就職準備合宿」 上伊那の若者人材確保

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県外に進学した若者のUターンにつなげようと、上伊那地域若者人材確保連携協議会は8月、大学生を対象にした初の「就職準備合宿」を開く。就職活動開始前の学生に地元を振り返る機会を設け、上伊那への就職を後押しする。夏休みを利用して自動車免許を取得するため帰省したり、上伊那を訪れる学生の参加を見込み、地元企業関係者との意見交換や企業訪問などを通じ、上伊那の企業を知ってもらう考えだ。

同協議会によると、長野県では大学進学者の8割が県外の大学に進学。そのまま就職してしまうケースが多く、Uターン率の低さが課題とされている。景気回復を受けて大手企業の採用活動が活発化していることや、学生の大手志向も根強く、地方に目が向かない実態もある。

同協議会は、若者の地元就職を図るため、上伊那地方の経済団体や行政機関が連携し昨年1月に設立。首都圏の学生を呼び込もうと、東京で企業説明会を開催したり、首都圏の大学の就職担当者を招いた交流会を開いてきた。今回の就職準備合宿では就活前の学生をターゲットにすることで、早い段階で地元に目を向ける機会をつくり、Uターン就職を考えるきっかけにしてもらう狙いがある。

上伊那の自動車教習所は合宿免許が人気で、多くの学生が訪れることに着目。親元から通い教習カリキュラムに比較的余裕がある学生向けの「合宿型」と、教習の空き時間を利用する合宿免許の学生向けの「教習所型」の二つのプランを設ける。

合宿型は伊那市にある知立市野外センターを会場に2泊3日の日程で開き、地元企業関係者と意見交換したり、企業訪問を実施。学生と年齢が近い若手社員にメンター(助言者)として協力してもらう考えだ。一方、教習所型は5日間ほどの日程で、企業訪問やインターンシップ(就業体験)、就職セミナーなどを行う。ともに8月上旬ごろを予定している。

同協議会の担当者は「都会に出た若者が地元を振り返る機会はなかなかない。就活に向けて地元企業も選択肢にしてもらえれば」と期待。「学生にとっても就活に入る上でいい経験になると思う」としている。参加企業は未定。学生の募集方法なども今後検討していく方針だ。

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