上社里曳き3日開幕 御柱屋敷から本宮、前宮へ

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「前宮一」の建て御柱の準備をする富士見・金沢地区の氏子

「前宮一」の建て御柱の準備をする富士見・金沢地区の氏子

諏訪大社御柱祭の上社里曳(び)きが3日から、3日間の日程で行われる。山出しから約1カ月、茅野市安国寺の御柱屋敷に安置された上社の御柱8本が、諏訪市の上社本宮、茅野市の上社前宮に向けて再び動き出し、それぞれの境内に曳き建てられる。曳行(えいこう)開始地点の御柱屋敷から各境内までの曳行路周辺も、祭りを迎える準備が着々と進んでいる。

4月の山出しで8本の御柱は八ケ岳の裾野を下り、茅野市の木落し公園で木落しをし、宮川の川越しを終えて御柱屋敷に曳き着けられた。山出しで樹皮がついたまま曳いた御柱は、里曳きに向け皮がきれいにむかれて“化粧直し”を済ませている。

御柱屋敷には、連日多くの人が訪れ、県外から立ち寄る観光客は氏子の準備作業の様子を眺めたり御柱がずらりと並ぶ姿を撮影したり。山出しで川越しが行われた近くの宮川の岸に上って、1カ月前の曳行の迫力を思い起こすなど御柱談義に花を咲かせる地元の人たちも多い。

曳行路の沿道にはお宿のやぐらが組まれ、祭りを迎える準備が急ピッチ。地域の住民も「きれいな場所でお祭りに訪れる人たちを迎えるのが、私たちのおもてなし」と、休憩どころとなる公園に花のプランターを飾り付けたりしている。

茅野市金沢の宮坂今朝勝さん(80)は知人らと御柱屋敷へ足を伸ばし、「こんなに大きいとは、驚いた。御柱もさんざやったが、今度の御柱は一番太い。これは大変だ」と感嘆の声を上げ、間近に迫る里曳きに向けて祭りの興奮を呼び起こしていた。

上社前宮では1日、「前宮一」などの建て御柱の準備が行われた。前宮一を担当する富士見・金沢地区は入念に準備作業を行い、震災の九州の復興を願い励ます横断幕などを掲げて点検もした。参拝に訪れた観光客は「準備の様子が見れて良かった」と話していた。

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