たつの未来館 31日オープン

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そそり立つ上級者用ボルダリング壁。オープンに向け地域おこし協力隊員がホールドの配置などを確認する

辰野町荒神山公園のウオーターパーク再生事業で、町が旧管理棟を改修した「たつの未来館」(愛称・アラパ)が31日、オープンする。ボルダリングなどのアクティビティを行うスペースと、蛍の保護育成のための「ホタルラボ・ミュージアム」を併設。新分野の遊びと町独自の蛍ブランドを体感できる交流拠点として、町内外から若者や家族連れを呼び込む。オープンから1週間は施設利用や貸出品を無料とし、新しい施設の魅力を広くPRしていく。

アラパは、鉄筋コンクリート2階建て約1040平方メートル。「学ぶ・遊ぶ・集う」をテーマに、渓谷や森林、空といった伊那谷の自然をイメージさせる、多彩なアクティビティの設備をそろえた。

人工壁を登るボルダリングは、2020年東京五輪のスポーツクライミングの競技種目となり注目度が上昇。上級者用(高さ約8メートル)と初級・中級者用(同約3メートル)の2種類の壁を設けた。専用ベルトを使う綱渡り運動・スラックライン、ペダルのない幼児用二輪遊具・キックバイクも屋内外で楽しめる。音楽やダンスなどに使える防音ルーム、トレーニングマシン完備の多目的スタジオもある。

ホタルラボは、町役場からほたる研究室を移転。水槽を約20基置き、蛍の餌となるカワニナの養殖や研究に取り組む。活動の様子をガラス越しに見ることができ、予約すればガイド付きの入室見学も可能。ホタルミュージアムでは、町の蛍保護育成に関する歴史資料や写真を展示する。

ウオーターパークは、利用者減や修繕費負担を理由に2004年、運営を休止。以降10年余り後利用が課題となっていたが、町が打ち出した再生事業が国の地方創生拠点整備交付金事業に採用され、昨年夏から改修を進めた。総事業費約2億7100万円で、75%を同交付金で賄った。

当面は町直営とし、平日は地域おこし協力隊員と臨時職員の3人体制でボルダリングなどの運動指導、事務対応を担う。平日夜と土、日曜日は公募型プロポーザルで選定した民間業者へ運営委託する。

町まちづくり政策課は「既存施設を活用した新しい観光、交流拠点が誕生した。若者らの意見を反映した設備に民間活力の運営手法を取り入れ、将来につながるにぎわいと収益を生み出したい」とし、年間数万人規模の入り込みを目標に掲げている。

利用時間は平日、土、日曜日とも午前10時~午後10時(入館は午後9時まで)。問い合わせはアラパ(電話0266・41・2448)へ。

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