2018年05月03日付

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例年だと5月の連休前後に満開を迎える岡谷市中心部の塚間川沿いの八重桜は、早くも葉桜になりつつある。今年は気温の上昇が早くて、桜をはじめ春の花も早足だった。散歩をすれば風に乗って飛ぶタンポポの綿毛の多さに驚く▼季節が早かったのは標高1000メートルの塩嶺も同じ。今年も6日の日曜日から始まる小鳥バスを前に、案内役を務める日本野鳥の会諏訪支部の林正敏支部長に話を聞くと、「私の知る限り、これまでで最も新緑がもえている」と話してくれた▼例年の5月第1週は「まだ木の芽が少し出てきた程度で、木々の間から青空が突き抜けている」。いつもは第2週以降になる新緑が、今年はすでに美しい。季節の早さは野鳥の暮らしにも影響を与えているようだ▼林支部長によると、塩嶺小鳥の森の中はすでにたくさんの鳥たちのさえずりに満ち、今年の小鳥バスは初回から大いに楽しめると太鼓判。種類は例年と変わらないが数が多いという。「夏鳥のクロツグミ。1羽でもさえずる声ははっきりしているが、たくさんの声が聞こえる」▼1954年に始まった小鳥バスは今年で65年目。塩嶺の小鳥のさえずりは環境省の「残したい日本の音風景100選」にも選ばれ、「小鳥バスに乗らないと1年が始まらない」と毎年楽しみにしている人も多い。予報では天気も良さそうだし、そんな愛好者にとっても今年は格別な初日になりそうだ。

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