2016年05月03日付

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ふと気付くと、鳥が盛んにさえずっている。見上げれば公共施設の軒下でツバメ2匹が巣作りに励んでいた。これから卵を産み、ひなを育てるのだろう▼鳥の献身的な子育てには感動さえ覚える。本やドキュメンタリー番組で得た乏しい知識からすると、産まれた卵を休む暇なく温め、かえったひなには餌を運んでは与え続ける。天敵から子を守るために、わが身をおとりにすることもあると聞く▼ひながいよいよ巣立ちの時を迎えると、羽ばたきの手本を示して促す。鳥にとって最も大切で必要だと思う飛ぶことを自らの姿で教え、生きていくすべを身に付けさせる▼諏訪市の小学生野球チーム「城南スコーピオンズ」が3月下旬、今季の活動スタートに向けて行った結団式。メンバーの児童が声をそろえて「団員のきまり」を読み上げた。「練習はきびしく、つらいこともあるが、積極的に参加すること」「…交通ルールを守ること」「用具は大切にあつかい、共有物については特に後片付けをきちんとすること」「監督・コーチ・キャプテン・上級生の言うことには従うこと(上級生は下級生を大切にすること)」。全部で10項目だ▼多くの項目が大人の組織や職場にも当てはまると感じた。自らを省みて戒めなければと強く思う。子どもたちの言動は、そのまま大人の姿に重なるはず。どんな手本を示すかで、子どもたちが導かれる方向が決まってくる。

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