読書で学び育む 茅野北部中が文科大臣表彰

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読書活動優秀実践校の賞状を手にする、畑中紀之前校長(右)と向川原一仁校長

茅野市の北部中学校(向川原一仁校長)が、子供の読書活動優秀実践校として文部科学大臣表彰を受賞した。4月23日に都内で開かれた「子どもの読書活動推進フォーラム」で表彰され、受賞校136校の代表2校に選ばれて事例発表も行った。学校関係者は「教育の柱に読書を据えた市全体の取り組みの成果」と話している。

同校では毎朝の10分間読書をはじめ、学校長が学校図書館長を兼務して図書館や読書を活用した授業改善を推進している。学習指導要領を先取りする形で、読書を通じて生徒の主体的な学びを育む活動を展開しており、学校司書や地域、保護者と一体化した取り組みも高く評価された。

今年3月に退任し、フォーラムで事例発表を行った畑中紀之前校長は、授業で興味を持った生徒に教諭が本を紹介したり、少し難解な本を購入する「背伸びの選書」を進めたりしたという。「読書は興味、関心、意欲を育てる大事な体験。自ら学習を進めるエネルギーになる」と語り、読書活動を校長が率先する同市の教育方針や、市民と行政がパートナーシップで築いた”読書の風土”に感謝した。

向川原校長は「読書が学校の中心的な活動になっている。この流れをさらに発展していけたら。いろいろなジャンルの本を紹介して、『好きだ』という気持ちを大切にしてあげたい」と話している。

同表彰は文科省が2002年に創設した制度で、優れた読書活動を行う学校、図書館、団体に贈られる。フォーラムは「子ども読書の日」に合わせて開かれ、2018年度は学校136校、図書館47館、団体53団体が表彰を受けた。県内では北部中学校と諏訪清陵高校、麻績小学校の3校と1団体が受賞した。

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