新緑に耳を澄ませ 「塩嶺小鳥バス」今年も

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早朝の塩嶺小鳥の森で、野鳥のさえずりに耳を澄ませる参加者

岡谷市郊外の塩嶺小鳥の森で野鳥観察を楽しむ「塩嶺小鳥バス」(同市主催)が、6日から今季の運行を開始した。初日は諏訪地方をはじめ県内外から90人が参加。例年に比べ新緑が濃い木立の中から聞こえてくるさえずりに耳を澄ませ、咲き始めたフデリンドウなど春の野草にも親しんだ。

今年で65年目を迎えた伝統の探鳥会。2台のバスは諏訪市、下諏訪町、岡谷市内の11の停留所で参加者を乗せ、午前6時に塩嶺閣に到着した。受け付けでは参加者にルリビタキを描いた記念のピンバッジがプレゼントされ、双眼鏡やワイヤレスレシーバーを無料貸し出し。日本野鳥の会諏訪支部長で小鳥の森コーディネーターの林正敏さんの案内で森を巡った。

歩き出した当初は快晴に恵まれたものの早朝の冷え込みで、さえずりはもう一つ。それでもクロツグミやキビタキ、サンショウクイ、シジュウカラ、アカゲラ、メジロ、コガラなどのさえずりが聞こえ、林さんと野鳥の会関係者が図鑑などを示しながら解説した。約1時間半の散策から塩嶺閣に戻る道では、ウグイスが盛んにさえずり、参加者を喜ばせた。
 
伊那市西箕輪から家族4人で参加した西箕輪小学校6年生の高橋生成さんは、「小鳥や植物が大好き。初めて来たけれど静かで気持ちがいい。もう一度違う季節に来てみたい」と笑顔。蓼科の別荘から家族4人で訪れた東京都立川市の鈴木康之さん(48)は、「普段は野鳥の鳴き声に注意を払っていないので、さえずりをわかりやすく説明してもらい、貴重な体験になった」と話していた。

塩嶺小鳥バスは6月24日まで毎週日曜日に運行。問い合わせは同市商業観光課(電話0266・23・4811)へ。

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