クマガイソウが見頃 駒ケ根の木下さん宅

LINEで送る
Pocket

見頃を迎えた木下さん宅のクマガイソウ=駒ヶ根市

駒ケ根市中沢上割の木下幸安さん(86)宅で、ラン科の植物クマガイソウ約1000株が見頃を迎えた。春先の気温上昇で例年に比べて1週間ほど早い開花。花に見える袋状の唇弁が、そろって大きく膨らんでいる。

クマガイソウは低山の森林に自生する山野草。木下さんは16年前、知人から譲り受けた10株を大切に育て、毎年株分けをして数を増やした。諸説あるものの、唇弁が平安から鎌倉時代に名をはせた武将熊谷直実が背負った母衣に似ているところから命名されたとされている。

木下さん宅の株は、沢筋にある石垣沿いの柿の木の下で育つ。「寒さには強いが暑さに弱い。腐葉土が豊富な地面で西日が当たらず、沢からの風が当たる場所がいい。株間が狭いと弱るので、別の場所へ移植すると元気になる」と栽培のこつを語った。

唇弁には個体ごとに異なる薄紫色の斑紋があり、木下さんは「パッと見は同じようだが、一つずつ見ていくと微妙な差があって面白い」とも話していた。

おすすめ情報

PAGE TOP