ほっとジョイブが開所 新たに生活介護事業も

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開所式後の施設見学で、施設利用者や職員らが手作りしたパンの試食も行われた

県社会福祉事業団(長野市)が南箕輪村久保で建設工事を進めていた多機能型事業所「ほっとジョイブ」が完成し、12日に現地で開所式が行われた。箕輪町大出で運営してきた障がい者就労支援施設「ほっとワークス・みのわ」を移転新築して改称し、上伊那地域でニーズのある生活介護事業に新たに取り組んでいく。住民が気軽に立ち寄れる喫茶コーナーも新設、利用者の工賃アップを図るとともに地域に根差した施設を目指していく。

鉄骨造り平屋建てで、延べ床面積は約830平方メートル。利用者が作業や趣味の活動を行うスペース、パン工房などを設けた。前身施設では、古民家を活用。老朽化が進み、新規事業を行うには手狭だったことなどから、国道153号沿いで交通の利便性の高い現地に移転させた。

施設は4月にオープン。従来の就労継続支援B型事業(定員20人)や特定相談支援事業に加え、県伊那養護学校卒業生らのニーズに対応するため、生活介護事業を新たに実施。定員は20人で、利用者たちは趣味や農作業、リハビリテーションなどに取り組んでいる。

パン工房では前身施設で好評だった利用者手作りのパンに加え、バウムクーヘンを新たに売り出す。工房内に設けた喫茶コーナーを15日にオープンさせ、住民との触れ合いの場にしていく考え。

式典には、関係者ら約110人が出席。三澤淳子所長は「利用者にも地域の人にも、ほっとできる場になるようにしたい」とあいさつ。同事業団の和田恭良理事長は、バウムクーヘンの形状を取り入れた施設の外観に触れ、「木の年輪のように1年1年取り組みを重ね、地域に愛される施設を目指したい」と述べた。

事業費は約2億9500万円。うち約1億2400万円は国の補助金を充てた。設計監理を城取建築設計事務所、建築工事をヤマウラが請け負った。

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