柳澤さん指揮バルカン室内管弦楽団 来月5日カノラで公演

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バルカン室内管弦楽団諏訪公演への来場を呼び掛ける柳澤寿男さん

バルカン室内管弦楽団諏訪公演への来場を呼び掛ける柳澤寿男さん

下諏訪町出身の指揮者柳澤寿男さん(44)が音楽監督を務めるバルカン室内管弦楽団は6月5日午後7時から、岡谷市カノラホールで「諏訪公演」を行う。旧ユーゴスラビアの民族共栄を目指して2007年に柳澤さんが設立した同楽団は、バルカン半島を代表するオーケストラへと成長を遂げた。曲目は、チャイコフスキーの「弦楽セレナーデ」、ピアニスト清水和音さんをソリストに迎えるショスタコーヴィチの「ピアノ協奏曲第1番」などを中心とし、「スラブ系民族が演奏する東欧作品の魅力を伝えたい」と話している。

来日公演は4回目。諏訪公演のほか、金沢市、東京で演奏する。編成は、日本人奏者を加え35人程度。ナビゲーターはNHKのカルチャー番組などに出演しているアンドレア・ポンピリオさん。清水和音さんはロン=ティボー国際コンクール優勝後、日本を代表するピアニストとして国内外で活躍している。曲目はほかに和田薫作曲、弦楽オーケストラのための「響画」、コソボの作曲家ベチリの「スピリット・オブ・トラディション」。

同コンサートは、昨年旧ユーゴの首都ベオグラードで開催した第1回「世界平和コンサート」に引き続き、2回目の一環。日本公演の後、10月17日スイス・ジュネーヴ市ビクトリアホールで世界的ピアニストのメーテル・ヤブロンスキーさんと共演するほか、国連欧州本部での演奏を予定している。同活動は2013年、新宿のフラッシュモブからサラエボの「第九」コンサートへ続いた「世界平和コンサートへの道」プロジェクトとして始まり、昨年から本格化。隣人との共存共栄を目指す「世界市民」のメッセージを発信している。

難民の絶えないバルカン半島において、質の高いオーケストラが存在することは同地のステータスにもなっているという。柳澤さんは「当初は多民族が一緒に演奏することに意義があったが、今は旧ユーゴ中南部の首席奏者が集結するドリームオーケストラとなった」と胸を張る。

全席自由で一般3500円、高校生以下2000円。チケット問い合わせは指揮者柳澤寿男後援会(電話090・7009・6985)へ。岡谷市の笠原書店本店(電話0266・23・5070)諏訪市の平安堂諏訪店(同53・4545)でも扱っている。

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