お陣屋あんどん市終了へ 飯島町

LINEで送る
Pocket

あんどんが並ぶ通りを代官行列が練り歩く「お陣屋あんどん市」。25回を数える今年で最後となる=写真は2017年7月22日

飯島町のJR飯島駅前広小路にあんどんを並べて江戸情緒を楽しむ夏祭り「お陣屋あんどん市」(実行委員会主催)は、7月28日に開く25回目の祭りを最後に幕を閉じることが決まった。実行委員の高齢化や資金面の課題が背景にあり、14日夜に開いた実行委の第1回全体会議で正式に祭りの終了を承認。今夏は飯島陣屋に伊那県の県庁が置かれてから150年を記念した「信州いいじま伊那県ウォーク」(町教育委員会主催)のゴールイベントも併せて行い、にぎやかな祭りで有終の美を飾る方針を確認した。

あんどん市は大小のあんどんや和服姿の売り子による店が軒を並べた江戸情緒を感じさせる冬場のイベントとして25年前に始まった。夏のイベントとして25回続いた「お陣屋まつり」の廃止に伴い、2008年からは夏場の開催に移行。住民有志の「代官行列を楽しむ会」による代官行列の再現もあり、同町の夏の風物詩として親しまれてきた。

小林哲雄実行委員長(58)によると、祭りの終了はメンバーの高齢化や町からの助成金に依存する資金面での厳しさを理由に決断。将来的には赤字も見込まれる状況にあるといい、昨年、関係者に終了の意向を伝えていた。

全体会議の冒頭、小林実行委員長はこれまでの経過を説明。終了を惜しむ声はあるものの、当初から「やめるときは他の団体、組織に迷惑をかけずに終わらせる考えだった」とし、理解を求めた。また町内であんどん市に代わる新たなイベントを模索する動きがあることを紹介。「バトンタッチするためにも次の祭り、イベントに関わっていかなくてはならない」とし、出席者にも協力を呼び掛けた。

この日は今夏の祭りについて内容を検討。例年通り代官行列や大型時代劇、コンサートなどを行うほか、京都市から同町までを完歩する「伊那県ウォーク」の到着を祝い、会場内でイベントを実施することなどを確認した。

おすすめ情報

PAGE TOP