学校田で7年ぶり米作り 玉川小6年3部

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「田んぼ復活プロジェクト」をつくり、稲作をするため荒れた土地を起こして雑草の根などを取り除く玉川小6年3部の児童

茅野市玉川小学校6年3部の児童35人が、これまで6年間使われていなかった近くの学校田で米作りを始めた。15日は、くわなどを使い雑草の根や石などを力いっぱい掘り出した。雑草が生い茂っていた田んぼが7年ぶりに生かされることになる。

同クラスは5年生のとき、バケツの中で稲を育てた。しかし同校児童が昔、稲を栽培していた学校の田んぼがあることを知り「田んぼで本当の米作りを体験したい」と希望。「田んぼ復活プロジェクト」を発足させ、総合的な学習の時間で稲作に取り組むことにした。

児童の活動を支えるのは地元の玉川地区コミュニティ運営協議会の役員。会長の牛山斐雄さん(72)によると、使われなくなった田んぼは荒れ、ヨシがしっかり根を張り1・5メートルほどの高さにまでなっていた。道路脇のため、ペットボトルや空き缶などが投げ込まれていた。

メンバーは児童たちの気持ちをくみ、事前に草を刈ったり、ごみを処分したりするなど準備。4人が協力し、児童と一緒に作業に加わった。

児童は約3アールの田んぼに入り横一列になって徐々に前進、くわなどを振り上げ土を起こした。土の中にはアシの根などがぎっしりあり、児童は背中を丸め拾い集めた。一輪車で何度も田んぼの外へ運んだ。伊藤諒君(12)は「もしかしたら一生に1度の作業になるかもしれないが、しっかり作業をしたい。おいしいお米を作り、収穫祭をしたい」と笑顔で話した。

牛山さんは「今は農業が機械化されているが、昔は苦労した。子どもたちに“じいちゃん”“ばあちゃん”の苦労も知ってもらえれば」と話した。28日に予定している田植えのほか、1日2回の水位の管理や稲刈り、はぜ掛けなども児童に体験してもらう計画という。

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