富士見町図書館 貸出冊数20年連続全国1位

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同規模自治体における人口1人当たりの貸出冊数が20年連続で全国1位になった富士見町図書館。大活字本を増やすなど高齢者の読書推進にも力を入れる

富士見町図書館の2016年度の貸出冊数(CD、DVDなど含む)が人口1人当たり15・13点で、同町と同規模の人口1万5000~2万人の自治体で最多だったことが日本図書館協会(東京)のまとめで分かった。全国1位は20年連続。高齢化に対応し、文字が大きい「大活字本」を増やすなどの読書推進の取り組みが利用につながっているとみられる。

同図書館の年間貸出冊数は約22万7000点(前年度比約1万3000点減)。61歳以上の高齢者層への貸出冊数が年々伸びている。

同図書館は高齢化社会の進行を踏まえ、図書館を高齢者の居場所や生きがいづくりに役立ててもらおうと文字が通常の2倍ほどの大活字本を増やしている。図書館まで足を運べない高齢者に代わって本を借りたり、朗読をしたりする住民の宅配ボランティアも活動。本に関心を持ってもらうため、未就園児と保護者向けのおはなし会、四季折々のイベントなども開催している。

一方、小学生以上の年齢層の利用が減っており、同図書館は「保育園や小中学校と連携するなどして、本を読む楽しさを子どもたちに知ってもらう取り組みを進める」としている。

小穴咲穂館長は「これからも地域の方に愛される身近な図書館であるために心地よい読書空間を提供していきたい」と話している。

同規模自治体の人口1人当たりの貸出冊数は佐賀県基山町の図書館が14・29点、岐阜県安八町の図書館が12・16点と続いている。

同協会は富士見町の人口減少に伴い、17年度は同図書館を人口1万5000人未満の分類に移す見込みだ。

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