諏訪の「郷土料理」紹介 シリーズ第4集刊行

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出版した信州諏訪シリーズ「昔から諏訪地域に伝わる郷土料理」を手にする編集関係者

諏訪地方の有志の集まり「諏訪を知ろう勉強会」は、冠婚葬祭や日常生活などで作られてきた、諏訪地方の料理を紹介する冊子「昔から諏訪地域に伝わる郷土料理」を発刊した。各地域で「定番」となっていた献立を市町村ごとにまとめている。

同勉強会は行政職OBを中心に、地域を広範囲から知ってもらう活動を進めている。昨年から信州諏訪シリーズとして「謂れ集第1集」「第2集」「諏訪の市町村歌と学校校歌集」を発行。いずれも専門書ではなく、若い人たちにも気軽に手に取ってもらい、郷土に関心を寄せる一助を目指す。

郷土料理はシリーズ第4集で、各市町村の食生活改善推進員や食に関する商店、組合などの協力を得た。結婚式や葬儀、正月、盆、大晦日、節分、四季の代表的な料理を挙げた。コイや寒天の料理は、所によっては結婚式をはじめ葬儀にも提供されていたことが分かった。

出版に際して聞き取りをした編集者は、「結婚式や葬儀を家でやった時代の料理の話が聞けた。『その料理の味が口の中に広がる』という人もいた」。40代の男性は「知らない料理がたくさんある。お年寄りに作ってほしい」、富士見町の担当者は「町内でも標高の違いで、郷土料理が明らかに違うことが分かった」という。

統括責任者の小松昭夫さん(84)=諏訪市有賀=は、「多くの人たちの協力で完成した。紹介した料理が全てではないが、一つの記録として残したかった」と話している。

冊子はA4判。32ページ。各市町村図書館などに寄贈する。希望者には制作代実費で頒布する。問い合わせは小松さん(電話0266・52・4188)へ。

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