伊那県ウォーク県内入り 京都から飯島目指す

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県境の馬籠峠到達を喜び合う「伊那県ウォーク」の参加者

信州初の県「伊那県」が成立し、当時の県庁が飯島町に置かれてから150周年を記念して、京都市から同町までの約284キロを12回に分けて完歩する「信州いいじま伊那県ウォーク」(町教育委員会主催)の一行が19日、岐阜県中津川市から木曽郡南木曽町までの約25キロを歩き、県内に入った。昨年5月に京都御苑を出発し、通算10回目のウオーク。参加者50人が県境の馬籠峠を越え、南木曽町から飯田市に抜ける大平街道の入り口まで到達した。

1868(慶応4)年、公家出身の北小路俊昌が初代の知県事(現在の県知事)に任命され、町の代官役所に置かれた県庁に京都から着任した史実に基づくウオーキングイベント。毎回20~30キロの行程を歩き、7月28日に同町のJR飯島駅前で開かれる夏祭り「第25回お陣屋あんどん市」内でのゴールを目指す。メンバーは町内を中心とした一般参加者や先導役の関係者ら約50人。総合学習の一環として飯島中学校3年2組の生徒も2、3人ずつ参加している。

この日は中津川市街地にあるにぎわい広場を午前7時50分に出発。旧中仙道を歩いて馬籠宿に入った。上り坂が続くきつい行程だったが、県境の馬籠峠頂上では下平洋一町長がハイタッチで出迎え、参加者らを激励。午後3時45分に10回目のゴールに設定した大平街道入り口に到着した。

第1回から連続参加している同町田切の農業、宮脇一幸さん(67)は「いつも車に乗っていると気付かないが、昔の人は時間を掛けて歩いていたんだな」と納得の表情。残り2回のウオークにも参加し「150年前に知事さんが歩き、着任したときの気持ちが分かれば」と話していた。

これまでの延べ歩行距離は今回で約233キロ。6月16日に実施予定の次回ウオークでは大平街道から飯田市今宮球場までの26・61キロを歩く。

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