憲法の価値考える 伊那で集い

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憲法について講演する那須弘平さん

憲法について講演する那須弘平さん

憲法について考える「憲法記念日の集い」(実行委員会主催)が3日、伊那市の県伊那文化会館で開かれた。1000人余りが参加。元最高裁判事で弁護士の那須弘平さん=伊那市富県出身=が「今、日本国憲法を考える」と題して講演した。

憲法が制定されて70年。その憲法が「重大な岐路に立たされている」(実行委)との認識に立ち、「憲法の番人」である最高裁判事経験者から話を聞いて日本国憲法の人類史的価値を見直そうと開いた。

那須さんは「憲法の精神のよりどころ」とする前文に着目。国民主権への転換と象徴天皇制の採用、政府の行為による戦争の惨禍への深い反省と不戦の誓いに立った恒久平和主義、自国中心・他国無視の姿勢に対する警鐘(国際協調主義)に関して高い価値を見いだし、「米独立宣言やフランス人権宣言に匹敵する」と強調した。

また、前文で「基本的人権」に触れられていないという批判があることについて「戦争こそ基本的人権を踏みにじるもの。大方針で基本的人権と合致している」と指摘するとともに、「(最高法規であることを定めた)97~99条と前文が対になっている」と解説した。

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