2018年5月20日付

LINEで送る
Pocket

中学生と「仕事(働く)」をテーマに話す機会に恵まれた。あと数年すれば、職業の選択に直面する彼ら。さぞかし夢や希望に満ち溢れているかと思いきや、意外にといっては失礼だが、現実的に捉えている様子。それだけ真面目に考えているのだろう。数十年前のわが身との差の大きさを痛感したものだ▼箕輪町がキャリア教育の一環として、箕輪中学校2年生対象に開いた「地域で働く方との座談会」。職場体験の事前学習として一線で働く人と直接話し、仕事への思いなどを聞いて、労働への心構えを備える場という▼「大変だなと思うことはないか」「休みはあるか」「どうやって記事を集めるのか」。突拍子もない質問に備えて身構えてみたもののいずれも”まとも”な問いで、拍子抜けするほど。それだけに回答に不足がなかったか、生徒の期待に応えられたか、後々まで反省を引きずったものだ▼なぜ仕事をするか―には、多くの答えがあると思うが、問われた場合は「生きるため」と答えるようにしている。自分や自分以外の人が生きるために仕事があると捉えている▼その仕事を取り巻く環境が「働き方改革関連法案」や「裁量労働制」などにより、一つの転換点に立っている。果たして職業選択を真面目に考える中学生が、生き生きと活躍できる社会になるのだろうか。「働かせ改革」や「裁量奴隷制」にならないことを切に願うばかりだ。

おすすめ情報

PAGE TOP