料理と交流温かく 岡谷市で初の子ども食堂

LINEで送る
Pocket

岡谷市内で初めて開催した子ども食堂「こどもだるま食堂」

子どもたちに無料や安価で食事を提供する子ども食堂「こどもだるま食堂」が20日、岡谷市の小井川区平成会館で始まった。市内で初めての取り組みで、住民有志でつくる「岡谷で子ども食堂を真剣に考える会」(吉田浩会長)が企画。全国で子ども食堂が急増する中、一過性のブームで終わらせず、地域に根付かせながら市内各地に広めていきたい考えだ。

一人だけで食べる「孤食」を防ぎ、温かな食事とだんらんの場を提供しよう―とスタートした。間口を広く取るために貧困対策はうたっていない。住民のつながりが希薄になりがちな現代において、親同士が語り合える場や子どもの居場所にするなど、運営方法の多様化も図っていく。計画では、第3日曜日を基本に月1回開く予定。参加費は大人300円、子どもは1コイン(おもちゃや1円でも可)。

この日は、親子やスタッフら合わせて約120人が集まった。折り紙などの遊びを終えた後、みんなでテーブルへ。メニューは子どもに人気のカレーライスをはじめ、サラダやギョーザなど4品。和やかに会話しながら、温かな食事を頬張った。

小学生2人を連れて訪れた近くに住むパート従業員、増澤尚美さん(39)は「休日に食事や遊びの場を提供してくれて助かる。子どもと地域の関わりも深まりそう」。下諏訪町から小学1年生と保育園児を伴って参加した自営業、花岡慶子さん(38)は「ゆっくり食事をしながら、親同士も交流できてありがたい」と話していた。

同会によると、初回はボランティア約20人が参加し、3時間かけて調理。市内外の農家や企業から米、野菜、ギョーザなどの提供があったほか、参加費から保険料やチラシの製作費を捻出した。運営の安定に向けて、「今後も食材提供やボランティアの協力が必要」としている。

吉田さん(43)=同市赤羽=は予想を上回る参加者だったとし、「協力者を募って持続していきたい。ノウハウを生かし、他地区にも広げていく」と話していた。子ども食堂は小井川区を出発点とし、年内に間下区でも行う計画という。

次回は6月17日午前11時30分から、同会館で開く。問い合わせは吉田さん(電話080・1164・1700)へ。

おすすめ情報

PAGE TOP