森の楽しさ再発見 ミドリナカフェがスタート

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入笠山山頂で360度の絶景に息を飲んだ一行

伊那市が示す市50年の森林ビジョンを官民協力で応援するプロジェクト「伊那市ミドリナ委員会」は21日、森と人をつなぐイベント「ミドリナカフェ」をスタートさせた。さまざまなテーマにより地元の森の魅力に触れる毎月開催の一般向け企画で、初回は高遠町郊外の入笠山をハイキング。10人が参加し、富士山、八ケ岳と三つのアルプスを見渡す360度の天空の絶景を満喫した。初心者も多く「こんなに身近で気軽にパノラマの景色が楽しめるなんて」と、地元の自然の豊かさを再発見した。

同委員会は、市芸術文化大使で人物デザイナーの柘植伊佐夫さん=同市山寺出身=が呼び掛けて4月に発足した。森林資源の活用や森に対する市民の関心を高めることも目指しており、具体的な活動の第1弾として「気楽に多くの人が集まり森林に親しむ機会になるように」と願いを込めてミドリナカフェを始めた。

この日は、仙丈ケ岳にある馬の背ヒュッテ管理人の斎藤しのぶさん(44)の案内で入笠山を歩いた。新緑の木々や小鳥のさえずり、ひっそりとかれんに咲く植物などを楽しみながら往復1時間の道のりを楽しんだ。

山頂では3千メートル級の山々が一行を出迎え「空がこんなにも近い」と歓声も。同市東春近から参加した野溝清美さん(35)は「今までは遠くから眺めていた山々。植物の見え方も普段と違う。日帰りで楽しめるのもいい。すごくぜいたくな気分で、これからも山に登ってみたい」と話した。入笠牧場管理人の三澤厚さんの案内で牧場周辺も散策した。

次回の6月17日はNPO法人森の座の西村智幸さんを案内人に、きこりの仕事に迫る。7月は薪を使った暮らし、8月はマウンテンバイクで森を楽しむなど、自然を身近に感じる多彩なプログラムが目白押し。10月にはシンポジウムも予定する。

同委員会イベント部長の平賀裕子さん(54)=同市荒井=は「森について知らないことも多い。楽しみながら親しむ機会を増やしていけたら」と期待した。同カフェについての問い合わせは平賀さん(電話0265・96・0438)へ。

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