2018年05月23日付

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一回一回は少量でも、日々使えばいつかなくなる。せっけんや化粧品などなど。容器に満杯の新品はなくなりそうもないのに。積み重ねの大きさをこんなところに感じる▼逆の見方をすれば「継続は力なり」。諏訪地方を中心にした住民有志のエッセーを載せている同人誌「ゆうすげ」が、45年の歳月をかけて通巻70号に達した。休刊した期間もあったそうで、並大抵の苦労ではなかっただろうと想像に難くない。同人たちが「よくここまで続いた」と喜ぶ声に実感がこもる▼とあるボランティア団体は新役員の人選に難航したとも聞いた。これはと思う何人もに声を掛けたけれど、ことごとく断られたらしい。引き受けてくれる人が何とか見つかって、新年度の活動がスタートできたとのこと。継続していくことの難しさがよく分かる▼諏訪湖マラソンは今年で第30回を迎える。回を重ねてこられたのは、地域の理解や多くのボランティアの支えがあってこそとつくづく思う。もちろん主役のランナーを忘れるわけにはいかない。出場申し込み受け付けが行われた21日、諏訪市の長野日報社本社には開始の朝9時を前にして長い列ができた▼先頭は6時から並んだ43歳男性。出場18回目という大会の魅力を「景色がいいので楽しんで走れる」と話してくれた。全国から集うランナーや「100号を目指したい」との「ゆうすげ」の同人たちの熱意を見習いたい。

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