南アジオパーク協議会 3本柱で活動明文化

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協議会活動の骨格となる基本計画案を承認した総会

伊那、飯田、富士見、大鹿の4市町村と関係組織、団体でつくる「南アルプス(中央構造線エリア)ジオパーク協議会」(会長・白鳥孝伊那市長)は22日、今年度総会を伊那市役所で開いた。協議会活動の骨格として策定を進めてきた基本計画案を承認。ジオパークに存在する地質遺産について連携して保護・保全し、学習や教育への活用のほか、観光資源としての掘り起こしで地域振興につなげる。

南ア・ジオパークは2008年に日本ジオパークの認定を受けたが、一昨年の再認定の際に、基本計画が不備な点や市町村間の連携、統一感の不足が指摘されていた。

これを受けて策定した基本計画では「保護・保全」「研究・教育」「地域振興」の三つを活動の柱に置き、取り組み内容や推進体制などを明文化した。今年度から8年間の計画期間で、今後はこれを基にして毎年度の事業計画などを立てていく。

パーク内の公共標識についてのガイドラインも策定し、この日の総会で承認。エリアが重なる南ア・ユネスコエコパークの指針に準じた内容で、4市町村で統一感を図りながら秩序ある風致景観の維持、形成につなげる。

今年度の事業計画では、新たに露頭の調査と管理保全方法の検討を進める。地層が露出している露頭はエリア内で5カ所が公開されており、ほかの数カ所も含めて安全性などを調べて、保全につなげていく。

同協議会が認定する139人のガイドのスキルアップ研修も新たに行い、大地の成り立ちを物語化してガイドや誘客に向けたPRに使う「ジオストーリー」の作成も検討する。

総会では、ジオパークのエリアを山梨、静岡両県に拡大するか方向性を検討したことも報告。対象10市町村の担当者協議や首長の意向調査を踏まえて、エリアの拡大は行わず、現行の県内4市町村で活動を継続していくとした。

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