報道写真家・石川さん 写真・記録集刊行

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発刊された「報道カメラマンの課外授業 いっしょに考えよう、戦争のこと」を手に持つ石川文洋さん

報道写真家の石川文洋さん(80)=諏訪市尾玉町=が、2010~15年に茅野市の北部中学校で行った平和学習の写真・記録集「報道カメラマンの課外授業 いっしょに考えよう、戦争のこと」を発刊した。戦地の写真など200枚や解説、生徒の感想を掲載し「戦争を防ぐためには、実態を知ってほしい」と思いを込めている。

石川さんは那覇市生まれ。1965年1月~68年12月に南ベトナム(当時)に滞在し、米軍・サイゴン政府軍に同行してベトナム戦争を取材。帰国後、朝日新聞社を経て84年から再びフリーで活躍している。

平和学習は次世代に戦場の姿を伝えようと、10年度と13年度に入学した生徒を中心に5回ずつ、計10回行った。

授業で石川さんは「写真を見て戦争の悲劇を想像し、戦争を防ぐ力にしてほしい」と、米兵が死体を手にぶら下げた写真や枯れ葉剤の後遺症を受けた子どもの写真も生徒に見せた。生徒の反応について「戦争の実態を初めて知った様子だったが、大人が想像する以上にしっかり受け止め、戦争について考えている」と話した。

全4巻で、1巻は戦争と報道、2巻は沖縄戦、3巻はベトナム戦争、4巻はカンボジア、ラオス、ボスニア、ソマリア、アフガニスタンの戦場を題材にする。小学5、6年生以上が対象だが、大人にも読んでもらいたいという。各巻ともA4判47ページで2800円(税別)。問い合わせは童心社(電話03・5976・4181)へ。

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