緩やかな増加傾向 3市町村縦断バス伊那本線

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伊那市、箕輪町、南箕輪村の3市町村縦断バス「伊那本線」の4月の1便当たり利用者は4・61人で、運行を開始した前年4月(同2・70人)に比べ70%増となったことが、3市町村で構成する「伊那地域定住自立圏連絡協議会」の交通部会事務局のまとめで分かった。1年間の運行による認知度向上や利用の少なかった4便の運行を今年度から取り止めたことなどが要因とみている。今年度は高齢者へのPRを重点に、さらなる利用促進を図っていく予定だ。

まとめによると、前年度1年間の利用者数は1万7005人で、1便当たりの利用者は3・34人。1便当たりの利用者数は、昨年4月から緩やかな増加傾向にあり、3月時点では4・23人へ上昇した。

前年度は沿線5高校の生徒や高齢者、伊那中央病院利用者らに試乗券を配布するなどPR。他のバス路線との乗り継ぎ券を発行して、利便性向上を図ってきた。部会事務局の伊那市企画政策課は「徐々にだが、認知度が高まってきている」とみる。

ただ、高校生の大幅な利用増にはつながらなかった。高校生の利用を想定していた平日の始発と最終の計4便については、1便当たりの利用者が1人を割り込み、今年度から廃止。4月の乗車率を押し上げる要因となった。

前年度の停留所(55カ所)別乗車利用調査だと、乗車利用が最も多かったのは伊那中央病院(約13%)で、次いでベルシャイン箕輪店(約10%)、通り町(約8%)。3カ所で全体の3分の1近くを占めており、高齢者のニーズが多いと推測。PRを進め、掘り起こしを図っていく。

南箕輪村地域づくり推進課は、「沿線に住む人にとっては、村内循環バスよりも短時間で目的地に到着できる。新たな需要を喚起することができ、(運行には)一定の効果があった」としている。

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