交通事故根絶へ 茅野署が保育園児と啓発活動

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警察学校で育てたヒマワリの種を任地の茅野署に引き継いだ鈴木巡査。29日に保育園児や同署員とともに交通事故防止の願いを込めて種をまく

茅野署は2011年に京都府内の交通事故で亡くなった当時4歳の男児が育てていたヒマワリの種を京都府警から引き継ぎ、管内の同年代の子どもたちと一緒に育てながら命の大切さを伝える啓発活動を始める。29日にチャイルドシート使用モデル園の同市中央保育園の園児たちと署員が種をまく。県内の警察署では初めての取り組みという。

京都府警は、男児を亡くした遺族の「子どもが生きていた証しを残したい」という思いを引き継ぎ、2016年から全国で「ひまわりの絆プロジェクト」を行っている。長野県警にも種が届き、当時警察学校(長野市)に在籍していた若い警察官たちが、それぞれの任地で咲かせようと種を分け合ったという。

種を引き継いだ卒業生で、昨年から茅野署に配属となった茅野駅前交番の鈴木努巡査(29)が、同署ヤングドライバークラブの活動として種を植えることを提案。交通課と連携し、同署のヒーロー「エイトセイバー」も加わり、園児との種まきから種の収穫・配布まで年間を通じた啓発活動として展開する計画だ。収穫した種は管内のもう一つのモデル園の湖東保育園に配り、高齢者クラブや登山者への啓発グッズとしても活用する。

鈴木巡査は「園児には友だちと同じくらいの子が突然事故でいなくなる悲しさを伝え、命を大事にすることを伝えたい」と話す。同署の小松靖伸交通課長は「種を植えることで地域に交通安全の芽を育てていきたい」と期待している。

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