すわ大昔情報センター開所 歴史学習の拠点

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諏訪市博物館内に開所した「すわ大昔情報センター」

諏訪市は26日、考古学を中心とした歴史学習の拠点「すわ大昔情報センター」を市博物館内に開所した。諏訪市出身の考古学者藤森栄一氏(1911~73年)と、藤森氏と師弟関係だった岡谷市出身の考古学者戸沢充則氏(1932~2012年)の研究資料のほか、諏訪地域ゆかりの考古学・歴史研究者らに関する書籍を収蔵した。自主的な学びの場として活用し、サポートする専門スタッフが常駐する。

学芸員が使っていた同館1階の研究室と補修工作室を改修し、本棚や学習用のテーブルなどを備えた。広さは145平方メートル。博物館に収蔵する藤森氏の研究資料や、寄贈を受けた戸沢氏の研究資料の一部など2万冊余が見られる。

藤森氏や戸沢氏の関連資料などをデータベース化し、市博物館のホームページにリンクを設けて一覧が検索できる。映像資料を鑑賞できるスペースや学習スペース、間仕切りや暗幕を備えて貴重な書物を見られる部屋を設けた。

運営事業者はプロポーザル(企画提案)方式で募集し、一般社団法人大昔調査会(高見俊樹理事長)に委託した。スタッフが常駐し、来場者の学習支援をする。同法人は今後、講演会(フォーラム)なども企画する。

開所式には、藤森氏の次女堀越幸子さん=横浜市=、戸沢氏の長男戸沢冬樹さん=東京都三鷹市=ら約60人が出席した。

同博物館は「先人の研究成果に触れる場にしたい。学習支援のスタッフもおり、学習する人との双方向の学びの空間をつくりたい」としている。

博物館の空調設備の改修費などを含め事業費は8500万円余。国の地方創生拠点整備交付金などのほか、2016年に戸沢氏の遺族から市に寄付された5000万円のうちの一部も活用した。

センターを利用するには一般300円、小中学生150円(諏訪地域の小中学生は無料)の市博物館入館料が必要。博物館と同様に月曜と祝日の翌日が休館となる。

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