苔の森“神秘的” 白駒池で観察会

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神秘的なコケをじっくりと観察する人たち

茅野市と南佐久郡佐久穂町、小海町の山小屋などでつくる「北八ケ岳苔の会」は27日、同市郊外の白駒池(標高2115メートル)周辺の原生林で「苔の森開き」を行った。うっそうとした原生林内では、例年より2週間ほど早くコケが見頃を迎えており、式典後の観察会には約100人が参加し、こけむす神秘的な森の中で鑑賞を楽しんだ。

同会によると、コメツガやシラビソなどが林立する原生林内では、519種ものコケが確認されているという。観察会では、会員がガイド役を務め、参加者を案内。イワダレゴケやセイタカスギゴケなど十数種類のコケの特徴や見分け方などを説明した。

参加者は、遊歩道の岩や倒木、地面に生えているコケをルーペで観察したり、写真に収めたりして、森の中でひっそりと生きるコケの魅力に浸っていた。また実際にコケに触れる貴重な体験もあった。

同会は4軒の山小屋によって2010年に発足。日本蘚苔類学会から「日本の貴重なコケの森」にも認定されている白駒池周辺の環境を保全し、自生するコケの魅力を広く伝えようと、定期的に観察会などを開いている。

式典では、神事で森の安全を祈願したほか、アルプホルン駒ケ根(駒ケ根市)の演奏が森開きに花を添えた。

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