交通安全願う「ひまわりの絆」始動 茅野署

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ヒマワリの種を植える中央保育園の年長児。右からエイトセイバーと鈴木努巡査

交通事故で亡くなった幼稚園児が残したヒマワリを育てて、交通安全と命の大切さを呼び掛ける茅野署の「ひまわりの絆プロジェクト」が29日、茅野市中央保育園で始まり、署員と年長児約20人が21個のヒマワリの種をまいた。8月ごろ花が咲く予定で、収穫した種は地域に配り、命の大切さを伝えていく計画だ。

プロジェクトは、2011年に交通事故で亡くなった京都府木津川市の東陽大(はると)君=当時(4)=が生前に育てていたヒマワリの種を各地で咲かせることで、命の大切さを伝え、交通事故防止につなげる活動。京都府警の呼び掛けで、全国的な運動に発展している。

種は長野県警にも届き、16年には警察学校(長野市)で若い警察官たちが育てた。当時の卒業生で茅野署に昨年赴任した鈴木努巡査(29)が、同署のヤングドライバークラブの活動として活用を提案。県内の警察署に先駆け、交通課と連携し、チャイルドシート使用モデル園の同市中央保育園で種の収穫・配布まで年間を通じた活動を始めた。

29日は署員5人と白バイ隊員1人、全園児約60人が参加。種はプランター7基にそれぞれ3個まいた。作業を担当した年長児は「大きくなあれ」と語り掛け、大きな声で「大切に育てます」と署員に約束していた。シートベルト着用の大切さを説く同署のヒーロー「エイトセイバー」も参加した。

鈴木巡査は「安全を願う気持ちで大きな花を咲かせてほしい」と語り、交通課の小松靖伸課長(46)は「みんなで地域の交通安全の芽を育てていきたい」と話した。ヒマワリは茅野署の花壇でも育てる。収穫した種は高齢者や子ども、登山者などに配り、安全を願う「ひまわりの思い」を地域に広げていく計画だ。

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