2018年05月31日付

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普段暮らしていると、地元のよさが当たり前になっていることがさまざまある。慣れっこになってしまい、外部に発信する”売り”とも気付かず、他地域から来た人から指摘されることもしばしばだ▼諏訪市は昨年、職員に市ならではの「ナンバーワン・オンリーワン」を尋ねた。市内の魅力を市内外に広めるために、まずは職員が共有することが目的だ。62件が寄せられ、興味深い内容も多かった▼「ナンバーワン」では2015年の数字で人口1000人当たりの出生者数が8.9人で県内19市でトップだったことが挙がった。「医師の数が19市で2番目に多い」という自慢も。数字に裏付けられた特長を知っておくことで「職員が出張した際に諏訪の良さをセールスできる」と市の担当者は言う▼茅野市郊外の白駒池周辺の原生林で「苔の森開き」があったとの記事が弊紙で紹介されていた。観察会では参加者がルーペで見たり、写真を撮ったり。100人も参加したというから、多くの人を引き付ける魅力があるのだろう。コケが注目されるようになってそれほどたっていないと思うが、宣伝がうまくいった好例だ▼諏訪地域の人は「PRが下手」との声も聞く。つい「何にもない所で…」と言ってしまいがち。もちろん、自己満足に陥ってしまっては本末転倒だが、足元にある「宝」を再認識し、「自己肯定感」ならぬ「地元肯定感」を高めたい。

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