伊那市の首都圏ICT誘致 「お試し期間」家賃補助

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県の「まちなか・おためしラボ」の拠点となるコワーキングスペース「DEN」=伊那市西町

県の「まちなか・おためしラボ」の拠点となるコワーキングスペース「DEN」=伊那市西町

伊那市は、首都圏などの情報通信分野の優れた人材(ICT人材)の確保を目的に、ICT人材誘致事業に取り組む。6カ月間の住居やコワーキングスペースの利用料などを支援する県の「まちなか・おためしラボ」事業の参加者を対象に、期間中の住居の家賃を補助。本格居住や拠点設置に結び付けたい考えだ。

コワーキングスペースは仕事や立場が異なる人たちが、同じ空間で交流しながら働く場所。県は昨年度から、県内で事業を検討するおおむね40歳以下のICT人材を対象に、住居の提供や利用料・移転費などの資金援助(上限30万円)などを行っている。昨年度は東京都や神奈川県、愛知県から16組・31人が参加し、長野市、上田市、飯山市で昨年10月から生活と仕事を「おためし」している。

伊那市西町のコワーキングスペース「DEN(デン)」が今年度、新たに同事業の対象施設となったことから、市は支援を上乗せする補助制度を考案。同施設を利用する参加者に対し、住居の家賃を半額補助する。6人の利用を想定し、事業費は100万円余を見込んでいる。

市は「田舎暮らし」の専門雑誌のランキングで「子育てしやすい田舎」や「移住しやすいまち」の上位に位置付けられていることなどを強調して利用を促し、「おためし」期間後の本格居住に結び付ける狙い。利用者の意見を参考に、ICT事業を起業しやすい環境も整えたい考えだ。

市商工振興課は「お試し期間に豊かな自然や地方の暮らしやすさを実感してもらい、移住を具体的に考えてもらえれば」と期待している。

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