まゆクラフト作品展始まる 岡谷蚕糸博物館

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グランプリを受賞した「藤 満開」を見るさわらびの関係者

岡谷市の岡谷蚕糸博物館で5月31日から2018まゆクラフト作品展が始まった。駒ケ根市の駒ケ根シルクミュージアムで5月22日まで開かれた作品展の巡回展で、蚕糸博物館での展示は昨年に続き2回目。初日は、今年のグランプリ作品を制作した岡谷市西山の介護老人福祉施設さわらび(早出徳一施設長)の関係者も来館し、多彩で華やかなまゆクラフトの”森”を堪能した。

同展は蚕の繭を素材に制作したクラフト作品の公募展で、今回が11回目。繭で作った鉢花やリース、ジオラマ、人形など、県内外から76点の応募があった。審査で最高賞のグランプリ・駒ケ根市長賞に選ばれたさわらびの「藤 満開」は、紫色の藤の花がたわわに咲き乱れる様子を再現。落ちた花びらなど細部も表現している。審査では「花の色合いやバランスに優れ、樹皮まで繭で仕上げるなど自然の表情をうまく表現している」(関宏夫駒ケ根シルクミュージアム館長)と評価された。

さわらびでは今回が3回目の出品。過去2回も審査員特別賞などに入賞しており、早出施設長は「グランプリが取れればいいねと話していたことが現実になった。みんなの張り合いになり、次の作品への意欲が湧いてくる」と話している。

巡回展会場には施設の利用者2人と早出施設長らが来館。改めて作品を見ながら、利用者のお年寄りは「自分がちょっとでも手伝ったものがグランプリになってうれしい」「花びらをつけるのが難しかった」と振り返った。作品は利用者と職員ら約30人で半年ほどかけて作ったといい、まゆクラフト作りを指導した施設職員の小口富子さん(74)は、「美しいものを作っていると、利用者のお年寄りも興味を持ったり、喜んでくれる」と話していた。

岡谷蚕糸博物館での巡回展では応募作品全76点を展示。同館では、「まゆクラフトの魅力を味わって」と呼び掛けている。巡回展は17日まで。

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